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本『肝腎』(FOLK old book store)に寄稿しています。

血肉となっている本を2冊紹介しています。

この本は、様々なジャンルの方100名に、自身の血肉になっている本をご紹介するFOLK old book storeさんの企画『肝腎』が本になったものです。

発行は昨年個展でもお世話になった大阪北浜にある本屋さんです。(初の出版とのことです!)コロナ禍の前はよくミュージシャンのライブや企画イベントを開催する集う場所でもありました。そんな場所の、ゆかりのある人たちが選書しています。

本は手に馴染み、読みたくなる本がたくさんです!「血肉」というテーマもあり、読み応えあります。ぜひお手に取ってみてください。

『肝腎』
発行 FOLK old book store(←詳細)
デザイン タナカタツヤ
題字・イラスト 最後の手段
写真 大岡由和
印刷 株式会社国際印刷出版研究所
助成 おおさか創造千島財団
B6(角丸)/208ページ+漫画10ページ(蛇腹)/手帳製本
200の紹介文と、クリエイターチーム最後の手段による漫画を収録。

本書より引用

《はじめに》
肝臓や腎臓を失ったときに、代わりに血肉になってくれるものは何かと考えていたことがありました。
自分の場合は、読んできた本や読書体験そのものがきっとそれにあたると思って、みんなはどうやろうと聞いてみたくなって、2019年夏から2021年春にかけてその時々で声をかけたいと思った方100人に「自身の血肉になっている“肝腎”な本はありますか?」と聞いてきました。
支えになっている本や心を動かした本、創作の一助になっている本、ただひたすら忘れられない本、自分に戻っていける本など 広く自由に一人2冊、計200の紹介文をいただき、それをまとめてこの本が出来上がりました。
2020年春からは新型コロナウイルスが猛威を振るい、選ばれる本や紹介文にも一部影響があったかと思います。
コロナ禍によりほぼ全ての人が感染の心配や経済的なことで、会えない人がいることで、様々な事情で程度の違いはあってもきっと疲弊し不安定になっていることと思います。この『肝腎』という本が、 新たな出会いと自身の“肝腎”を思い出す一冊になれたら嬉しいです。

2021年5月 FOLK old book store 吉村祥

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